昨年、地区の行事で「消防訓練」があったので参加してきました。
その消防訓練では、消防署の人と、消防団の人が講師として消火栓の使い方や、負傷者を運ぶ方法などを説明してくれました。
実際に、ホースのつなぎ方や、放水の方法なども実演してくれたので役にたちました。
実演が終わった後、消防署の人が「救急車を呼ぶ時の注意点」を教えてくれたのですが、その中でも特に2つのことが、とても興味深く役に立ちました。
この記事の目次
119に電話して救急車を呼ぶ時は、固定電話から電話したほうが良い
まず、1つ目は「119に電話して救急車を呼ぶ時は、固定電話から電話したほうが良い」ということです。
なぜかというと、固定電話から119に電話をかけると、電話をかけている家の住所が地図上に正確に出るからです。
だから、消防署の人も住所がすぐにわかるので、迅速かつ正確に目的地のたどり着くことができるそうです。
一方、携帯電話から電話した場合、電話をかけている「だいたいの場所」はわかるらしいのですが、正確な住所は特定できないみたいです。
だから、住所確認するには、電話をかけている人に聞かないといけません。
ただ、電話をかけている人は気が動転して焦っているので、冷静に会話をすることができない場合も多いみたいです。
実際に、焦ってしまって、番地ではなく電話番号を間違えて言ってしまったケースもあるみたいです。
冷静な時はちゃんと住所が言えても、気が動転している時というのは、なかなか冷静になれないので、住所が出てこなかったり、間違えたりするというのは、うなずけます。
だから固定電話がある場合は、固定電話から電話をかけたほうがいいですね。
すでに消防隊員は救急車に乗って現場へ向かっている
もう1つ、役に立った話は、
119に電話をかけると通信指令室につながって指令員と会話をするらしいのですが、「指令員と会話をしている途中でも、発生場所や内容がわかった時点で、すでに消防隊員は救急車に乗って現場へ向かっている」らしいです。
だから、焦らず状況をちゃんと説明することが大切です。
まれにあるらしいのですが、119に電話して、指令員から状況確認のためにいろいろな質問を受けている時に、「そんなことはいいから、とにかく早くきて!」と言う人がいるらしいのですが、すでに救急車または消防車両は出動しているので、「冷静に指令員の指示に従うようにしてください」とのことでした。
冷静に話したほうが、負傷者の容態を詳しく把握できるので、到着するまでに必要な準備ができるみたいです。
「ホワイトBBに変えたら市外局番から発信できなくなった」ときの対処法
「119に電話するのなら、住所を特定できる固定電話から掛けるほうが良い」とお伝えしました。
しかし最近、問題が起こりました。
僕は今まで、インターネットはNTTのフレッツADSLを使っていたのですが、2016年の11月にフレッツADSLを解約して、ソフトバンクのホワイトBBに変更しました。
フレッツADSLを解約した日にホワイトBBのモデムが届いたので、インターネット接続の設定をしていたのですが、説明書を読んでいると「あること」に気が付きました。
それは、ホワイトBBに契約すると、BBフォンという050の電話番号が固定電話で使えるのですが、モデムを経由して固定電話につなぐと、今まで使っていた市外局番の電話番号ではなくて、BBフォンの050の番号が優先されてしまうのです。
もともと固定電話をもっていなくて市外局番の電話番号を契約していない家庭にとっては、ありがたいサービスなのですが、僕のように、もともと固定電話がある家庭の場合は、050の番号から発信されるのは困ります。
しかも困ったことに、110番や119番などの番号には、かけることが出来ないらしいのです。
消防訓練で「119にかける時は固定電話からのほうが良い」と教えてもらった僕にとっては、大きな問題です。
そこで、ソフトバンクのサポートに問い合わせをして、なにか対策方法はないのかと聞いてみました。
すると、「ADSLスプリッタ」という電話回線とADSL回線を分けることが出来る商品をつなぐことで、今まで通り市外局番の電話番号から電話をかけることができるということを教えてくれました。
ただ、「ADSLスプリッタ」をつないだ場合の動作保証はできないとのことでしたが、すぐにAmazonでADSLスプリッタを注文しました。僕が購入したのは、ELECOMの「LD-ADSLSP3」というADSL用スプリッタです。
商品が到着し接続してみると、問題なく使用することができました。これで、ひと安心。市外局番の電話番号から電話を掛けることができました。
もし、これに気付かず、何かあったときに119に電話すると…
電話がつながらず焦ってしまいますね。
それにしても、対策方法がわかってよかったです。
消防訓練に参加してみた感想
今までこのような訓練には参加したことがありませんでした。
学生のころに「消火器の使い方」や「避難訓練」はしたことがあったのですが、今回のような訓練は初めてでした。
「なるほど!そうだったのか!」と思うことがたくさんあり、とても有益な消防訓練でした。
家族の命や、人の命を守るためには、こういった講習会などに参加することも大切ですね。